こんにちは、サードクラス・BYDの山口です。
『で、ぶっちゃけTOEICって就活で今どれくらい必要なの?』
ここ1か月で、某OB訪問アプリで40人近く面談してきた僕がよく聞かれる質問の1つです。
たしかに、近年の就活においてグローバル化の影響は大きいです。TOEICの点数を足切りにする企業も増えてきました。
ですが、「実際問題そんなに点数マジでいるの?」「私、英語強みなんですけどTOEICの点数で差別化になりますかね?」
という素朴な疑問を持つ就活生が多いです。
そこで!
就活アドバイザーの立場からデータを用いて、ズッバズッバと見解を述べていきたいと思います。
⚠︎ここからは色々数値を用いるものの、あくまで推測ベースではあるのでそこだけ認識よろしくお願いします。
(※数値はTOEIC協会の発表データを用いています。)
➣データで見てみる「TOEICは強みになるか分析」
・全国の延べ受験者数2400万人
そのうち大学生の受験者数は44%→延べ1,056万人が大学生
895点以上→全体の3.7%→約39万人
795点以上→全体の12.4%→約131万人
695点以上→全体の26.4%→約279万人
(参照:http://www.toeic.or.jp/toeic/about/data.html, http://www.toeic.or.jp/press/2015/p043.html)
もちろん延べ人数ですが、仮に1人平均で年に3回受験したと仮定しても895点以上の人は
約13万人程度いることになります。
全員が全員同じ企業を受験しないことは明白ですが、これで点数自体が重要な強み・PRになるかというと、
実際問題うーんって感じですね。
市場に対してのアピールとしては微妙なところ、というのが私の見解です。
➣じゃあどうすればいいのよ?
簡単ですが、リーディング・リスニングだけでなく、スピーキング・ライティングができないとスキルとして強みとは言えませんね。
なので、そこを客観的に証明できるものを受けて点数で証明すればOKです。
※ちなみに、留学に行ってきた事実だけではスキルの証明にはなりません。
留学に行った全員が全員、ペラペラになるということはないので。。
ただ、お金と時間を割いているという事実は間違いないので「意欲の証明」にはなります。
点数の証明ですが、オススメはTOEIC SW(Speaking&Writing)、TOFEL、IELTSあたりです。
TOEFLは有名ですが、必ずしも面接官全員が「○点取ればこれくらいの英語力だ」という基準を知っているとは限らないので、
そこは面接でそれぞれ説明してあげましょう。
またまたちなみにですが、個人的に見ていて、企業の中ではTOEIC SWがだんだんと流行ってきています。
結局、企業も「英語を話せるやつじゃないとビジネスの現場に立たせることなんて出来ないわ」ということを理解し始めて流ということですね。
それぞれの点数基準でこれだけ取れば問題ないだろうと私が思うのは以下の通りです。
TOEIC SW:スピーキングもライティングも160点以上
TOFEL iBT:80点以上
IELTS:6.5以上
➣まとめ
TOEICの点数だけで見られる時代は終わりに近づきつつあります。
とは言っても、もちろんまだ数年は見られることはあると思いますので、まずは1〜2年生のうちに900点近く取ってしまいましょう。
最低でも800点。
通常のTOEICは基礎レベルなので、グローバルに働きたいならこれくらいは当然です。
そのあとは、英語で日頃ディスカッションをしたり、ビジネスで英語を使うことはどういうことかを
インターンや留学を体験していければと思います。
手前味噌ですが、サードクラスでは普段Appleやコカ・コーラなどの役員に対してプレゼンテーションの研修をしている
Joe Hugが講師を務める英語プレゼンテーションの授業があります。
ただのプレゼンだけでなく、MBAの授業を大学生向けにアレンジしてカリキュラムに組み入れているので、
皆さんのビジネスレベルも英語と同時にレベルアップできちゃいます。
見学・体験のご希望は随時お待ちしていますので、こちらからどうぞ!
ライター:達也