東京大学 前期教養学部 理科1類 2年
綱分萌菜実
◆普段の学生生活ではどんなことをしていますか?
学校がある時期は、大学の勉強を最優先にしています。必修科目の他に幅広い分野の授業を選択することができる教養課程のシステムを生かし、様々な講義を履修して興味の幅を広げています。今年度はアクティブラーニング型の授業を幾つかとる予定です。また昨年度から、勉強やワークショップを通じて高校生に学ぶこと・考えることの大切さを伝える、というバイトを何種類かしています。「人に何かを伝えるのが苦手」という自分の弱点を克服し成長しながら日々楽しんでいます!
◆メンターをやりたいなと思ったきっかけは何ですか?
私は第5期でビジネスプレゼンテーション講座を受講していました。パワーポイントを用いてビジネスの場で使える資料をいかに作るかを学ぶ講座だったので、最初は「先生から方法を学ぶ」ために毎週通っていました。しかし、メンターの方と毎週設定した課題を家でやり、メンターやチームメンバーとフィードバックをし合ううちに、先生と私だけではなく、受講生同士の繋がりが自分の大きな成長になると気がつきました。互いに資料やプレゼン、コミュニケーションの取り方にまで率直な意見とアドバイスをくれる仲間が3rdclassにはたくさんいました。そんな素敵な場所に第6期も身を置きたいと思ったのがそもそものきっかけです。そして受講生という立場ではなくメンターとして、より多くの受講生の方と積極的に関われる機会を生かそうと考えました。
◆メンターとして普段どんなことをしていますか?
普段は受講生の方と同じように授業を受けています。サードクラスでプレゼンやコミュニケーションの授業を受けるのは実は初めてなので、毎週新たな発見をし自分の成長を感じています。
メンターが受講生の方と直接きちんとお話しするのは、授業後の1時間足らずのメンタータイムだけです。そこでは授業の振り返り、先週からの課題の達成度の確認、来週までの課題の設定を行います。
そして次の授業まで、受講生の方々のモチベーションを保ちつつ学びを深めるサポートをするのもメンターの役目です。日々課題をこなせているかのチェックと、課題へのフィードバックを行っています。
◆メンターを通して、成長したなと思うことはどんなところですか?
メンターとして受講生の皆さんに接する上で注意しているのは、なるべく皆さんと同じ目線で接することです。これには真逆の2つの意味があります。
まずは必要以上に「上」を感じさせないことです。メンターという立場だと、「受講生を教えている」「管理している」というような印象を与えてしまうことがあるかもしれませんが、私も皆さんと全く同じ授業を受け成長しています。課題の設定など、こちらが一方的に押しつけるのではなく、チームのみんなで考え決めることを心がけています。
もう一つは必要以上に「下」を感じさせないことです。私は春から大学2年生で、おそらくほとんどの受講生の方よりも年下です。就活生、社会人の方とお話しするのは少し緊張しますが、皆さんと講座に関係のないことでも楽しくコミュニケーションをとって、お互いを深く理解し合えるといいなと思っています。
このようにメンターとして、普段の生活ではあまりないような人間関係の中で活動することで、人間として大きく成長できるチャンスを得られたと感じています。
◆今後の目標を教えてください!
サードクラスに関わるようになってから約半年、自分が本当はどんなことが好きなのか、やりたいのか見つめ直す機会が何度もあり、将来について半年前には思ってもみなかったような道を考えはじめています。今の目標は、大学生のうちになるべく多くのことを吸収し、どんな場に行っても堂々と話し何かを伝えられるような教養と経験を積むことです。
綱分さんがメンターをしているベーシックコースはこちら!
ライター:達也